シッポは腐って落ちました
子猫をカラスが運んできた?
以前に住んでいた家でのこと。
外でカラスがあまりにも騒ぐので玄関先に出ると、庭先に子猫がぐったり。見上げると電線にカラスが数羽。人間の姿にカラスは飛び去り、フラフラ立ち上がった子猫はヨロヨロしながらスノコで作っていた外猫ハウスの下に潜り込んだ。
チビ猫と侮り素手で捕まえようとしたら噛み付かれ(ちっちゃい乳歯キバで健気です。血がちょっと出ました。)、イテテと言いながらつまみ出して見ると、大きく腫れ上がった濡れたお尻に泥や葉っぱがついた状態。すでに尻尾はなかった。
家人が「痛みながら死ぬのはかわいそうだから病院に連れてけ〜」と言うので日曜日(料金が高くなるんだ・・・)の動物病院に。
お尻から灰色の膿
注射器で吸い出した灰色の膿は10mlはあったか。排泄器官がダメになっているかもしれないこと、体が小さいので助からない可能性があるとの説明を受け、入院中に急変した場合の延命治療(呼吸の確保と心臓マッサージ)が必要かと問われ、いいえと答えた。
窓口では、飼いますか?との質問も。「いいえ」とは言えません。
いつでも大丈夫
2週間くらいだったかな?入院していたのは。
職場のお昼休みに動物病院からの着信に気づき、「ダメだったか」と心の準備をしてかけ直したところ、「いつでもお迎え大丈夫です。」と明るい声が。
夕方に迎えに行ったら、ふた回りくらい大きくなって運ばれてきた。お尻は毛がハゲててなんだか尖っているけれど元気いっぱい。看護師さんの手の中で喉をゴロゴロ、人馴れ度100%のニャンコになっての退院である。
支払った医療費は・・・忘れました。覚えててもしょうがないもん。
名前をつける
退院後もしばらく通院が続き、窓口でずっと「保護猫ちゃん」と呼ばれているのが不憫になり、「みかん」と命名。毛皮の鮮やかな赤毛部分からの命名だ。
お尻が尖っているのは尻尾の付け根の骨が3つほど残っているからとのこと。除去手術を予定していたが、通院を続けているうちに骨が消えてしまい手術しなくて済んだのはラッキー。
尻尾がないのも個性の一つということで
尻尾の骨が全くないので、若干お尻に丸みが足りない感がある。でも生活に支障はなく、尻尾がないから高所でバランスを取りづらいということもないみたいだ。
万年子猫?
2018年で3才、キコと似通った年齢のはずなんだが、みかんの印象は子猫。今でも毎日じゃらしタイムを要求するし、♀の割にはかわいらしいよく通る声で(経験的に鳴き声はオスの方が可愛らしい気がしているので)、それも頻繁に鳴くのだ。
200グラム減
つい先日の通院時に体重を計ると前回より200g軽くなっていた。触診では脂肪もちゃんとついているので大丈夫とのこと。
もともと食が細く、それも毎食違うテイストのご飯を欲しがる手のかかるみかん。
ストレスかな?
トイレ掃除などでキコ一家の部屋に入っていると、ニャンニャン鳴きながら廊下を往復するのだ。
大丈夫かな?みかん。