連日の暑さに室内に引きこもっていたら、ウッドデッキがブドウに占領されてしまった。
建物南側に長いウッドデッキがあって、その東の端にヒムロッド・シードレス、西に安芸クイーンを植えている。
グリーンカーテンが主たる目的なのでほぼ放任
冬にバッサリ剪定するだけで、春の芽かきをしないものだから四方八方に枝が伸びる。ツルのカットもしないので、お互いにあっちこっちで絡みあう。

安芸クイーンは今年もパラパラ
今年は初めて房づくりをした。種無し処理をするつもりだったけれど、開花時期が揃わずつい時期を逸してしまった。先端だけ残した花が、花ぶるいでパラパラ落ちたところに成長促進のためのジベレリン処理をした。
例年よりさらに貧相な房になってしまったが、家で食べる分には十分だ。この環境ではジベレリン処理をしないと熟さないことが判明したこのブドウ。見落として処理できなかった房は石のように硬い。

ヒムロッドシードレス ジベレリン処理で一粒の大きさが3倍に
ヒムロッドシードレスは例年200房ほど採れる。今年は150ぐらいか。暑さのせいだろうかな?

このブドウはもとより種無しだが、ジベレリン処理をすると粒の大きさが3倍になる。未処理の粒が1つ2g、処理をしたものは6g。大きなものは生食し、小さな粒は干し葡萄にする。未処理ヒムロッドは実離れがよく、干し葡萄に向いた品種なのだ。

今年は梅雨が短く猛暑続きだが、2本の葡萄は元気にグリーンカーテンを努めている。乾燥に強いのだな。
ブドウの常連
ブドウには今年も数匹のニホンアマガエルが滞在中。写真を撮り忘れたが、ブドウの葉を食草とする蛾、コスズメの幼虫もいる。たぶんオオカマキリもいるはずだ。

そして、数種のアシナガバチが、毎日ブドウを巡回して獲物を探している。
ブドウの木陰のヤマトアシナガバチの巣
今、ヤマトアシナガバチの巣をウッドデッキの奥に置いている。もともと巣はプロパンガスのボンベを建物に固定しているチェーンにぶら下がっていた。発見した7月中旬にはすでに働きバチ数匹が羽化していて、放置すると業者さんが刺される危険があった。
ヤマトアシナガバチはおとなしい性質で、巣も小さめ、働きバチの数も少ない。ブドウのガーディアンだし、私以外の人間がこない場所に引越しさせることにした。
そこで、夜に赤いセロファンを被せたランタンの光を頼りに巣を取り外したのだが、巣を地面に落としてしまい、衝撃で成虫たちが巣から離れてしまった。とりあえず、その夜は巣をマジックハンドで拾い上げて、ウッドデッキの奥に置いた素焼きのプランターに入れた。
翌日、プランターの中を見ると働きバチが羽化していた。プランターの穴を使って巣を固定する予定だったが、手が出せなくなってしまった。
そしてもともと巣のあった場所で、物陰から顔を覗かせている1匹のハチを発見。女王蜂のようなので、虫取り網で身柄を確保。
プランターの中の巣に対面できるように網を引っ掛けて、あとは彼女が巣を認識することを祈るのみ。

下は引越しから半月後の様子。なんとか営巣できている様子。新しい産室と卵もある。メンバーも増えている。
でも、元々いた働きバチは巣に辿り着けないはずだ。死んでしまっただろう。ごめんよ。

巣のあちこちについている水滴は、巣の温度上昇を防ぐために蜂たちが運んできたものだ。
そこで、巣の入った植木鉢に日陰を作ってみた。凌ぎやすくなるといいな。

でも、心配なことが一つ。最近ヒメスズメバチが庭に来ている。アシナガバチの蛹や幼虫を専門に狩る天敵だ。無事に冬まで営巣できますように。

