樹皮だけで生きている枝垂れ梅
樹齢40年は超えている枝垂れ梅の剪定をした。
一本の幹から二股に分かれた枝の先にそれぞれ赤と白の花が咲く古木だ。枯れ枝が目立ち始めた赤花の枝が息を吹き返すことを願って。
接ぎ木で一本に紅白の花が咲くしだれ梅
昨年(2019)春、艶やかな紅白の花の競演を見せてくれた樹高3メートル弱の枝垂れ梅である。
地上1メートルくらいのところで接ぎ木されているようで、2つに大きく枝分かれした先に、それぞれ桃色の花と白い花をつける。
梅の古木、皮一枚で生きている?
今年、白花は変わらずの豊かな花付きだったが、赤花はポツリポツリと10輪ほどの寂しい開花となった。
触るとポキリと折れる枯れ枝がいたるところにあり、思い切って枝を整理することにした。
この梅には根元から幹の中央を貫通する大きな穴が上の方まで続いている。
幹の中心がなく、樹皮の部分で上部の枝の重さを支え、水や養分を吸い上げているわけだ。
枯れ枝を取り除き、生きている枝も少し間引き、幹にかかる負担を減らせば、赤梅の枝が若返るかもしれないと考えたのだ。
強剪定をかける。
そして、剪定した結果が下の画像。
ちょっと切り過ぎただろうか。なんだか不安になってきた。
とりあえず、痛々しい切り口にトップジンMペーストを塗布し、あとは復活を祈るのみなのだ。
わずか数輪の開花だった赤花の枝に蕾がついた 一本の木に紅白の花が咲く枝垂れ梅を昨年強剪定した。蕾がつかなくなった赤花の枝の若返りを目論んだのだ。 地上1メートルあたりで接木された紅白枝垂れ梅、下画像の左が赤花の枝だ。去年 …