ウッドデッキの屋根下に2本の葡萄を誘引している。水平に伸びたブドウの枝はスズメの止まり木に最適らしい。
ブドウはスズメの冬の宿
以前、ウッドデッキの桟の溝で子育てしていたスズメたち。巣がトリサシダニの発生源となることから、巣立ちの後に溝の出入り口を塞いでからは産卵することはなくなった。けれど葡萄の木が成長してウッドデッキの屋根下に枝を広げると、冬の良宿として彼らに再発見されてしまった。
4月の朝はスズメの子の喚き声から始まる 昨年からウッドデッキの梁と建物の隙間に枯草を運んでくる動物がいる。今年の春も再び巣をかけ、4月中旬ごろから騒がしく鳴き立てる雛の声が聞こえるようになった。脚立をたてて覗き込んでやっ …
宿としての利用は秋口から始まる。まだ明るい夕刻、天井近くに吊ったブドウの葉の間から囀りが聞こえ始める。年末には落葉して枝だけになったが、変わらずやってくる。

スズメが長居すると糞が大量に落とされる。ウッドデッキの床はこの通り。

ウッドデッキの柱の切り欠きもスズメに人気で、柱のてっぺんから彼らの糞が滴っている。

糞もウイルスなど含んでいると聞く。でも家の外だし、土足のウッドデッキだ。ま、いいか。
昔、小鳥を飼っていたせいか鳥の糞にそれほど嫌悪感がないのである。物心つく頃には十姉妹の大家族がいたし、父がメジロ(現在は野鳥を飼うことは禁じられています。)を愛でていて、小さなすり鉢で青物野菜をすりつぶして餌を作る手伝いをした。小学生の時は白文鳥、桜文鳥、セキセインコを雛から育てた。
雛から育てると自然と手乗りになって、彼らは手はおろか肩や頭の上にも登って遠慮なく糞を投下する。拭き取るのが遅れると乾燥してこびりつく。髪に落とされると厄介だった。
囀りのある生活に未練があるけれど、今は猫と人間の世話で手一杯だ。だから野鳥が見られるのが嬉しい。
嬉しいのであるが、そろそろブドウの剪定をしなくてはならない。とりあえず粗剪定を終える。下は安芸クイーンの枝。ヒムロッドシードレスもほぼ同量の枝を剪定した。この後2月末までに誘引、荒皮削り、整枝を済ませる予定。宿を壊してごめんね、スズメたち。

今年の金柑は不作
メジロが裏庭に現れた。地面に降りて何かを啄んでいる様子。庭に出てみると、金柑が5つほど地面に転がっていた。
金柑の木の脇に、南天と白南天があり、鳥たちはいつもそちらの実を先に食べる。
下の写真は昨年の2月初旬の南天。今年はもう一粒も残っていない。

餌が食べ物が少ないのかもしれない。それに金柑の実は去年より少ないし貧弱だ。完熟を待っていると今年は人間の取り分がなくなりそうだ。少し早いけれど収穫してしまえ。

金柑が不作なのは昨年夏の天候の影響か。暑く、雨が少なかった。柿は全滅したし、ブドウの安芸クイーンは大発生したカメムシの被害を受けた。
金柑は上画像の分だけ収穫して、あとは鳥たちに残しておく。

今年は裏庭の梅の開花が遅れている。花の蜜を鳥たちが待っている。春はまだかな。

お目当ては紅白ナンテンとキンカン 冬になるとヒヨドリが庭にやってくる。お目当てはナンテンの実。それからキンカン。2羽が日参している様子。 梅の梢でヒヨドリの見張り 冬は虫の姿も声も絶えて、とても寂しい。でも時おり鳥の声が …