元旦:冬も健在:ホソハリカメムシ
元旦の昼過ぎに外壁を登るホソハリカメムシ。成虫で越冬する。昆虫に親しんできた近年、カメムシはお気に入りの種族の一つとなった。愛嬌のある顔をしているし、成虫のみならず幼虫の造形のバリエーションが楽しい。怖がらせなければ匂いを噴出することもないようで、まだ不快な思いをしたことはない。

元旦:ツチイナゴは今年も安泰
元旦にツチイナゴには絶対に会いたい。なんと言っても常連昆虫の筆頭なのだから。
ツチイナゴは数日間同じ場所に止まる。下のツチイナゴは2024年から2025年にまたがり、まさしくこの場所で年越しをした。

柘植の木に越冬宿を構えているものもいて、寒い日は葉陰に引っ込み、晴れた日は南向きの枝の間で日光浴する。
今年もツチイナゴは安泰らしい。

1月7日、冬のサワガニ
我が家の敷地に面した道路の真ん中に蟹がいた。
2メートルほど離れたウッドデッキの床下で幾度かサワガニを見たことがある。エアコンの室外機から出る水で年中ウェットな場所なのだ。冬眠期のはずだが、冬の日差しが床下まで届いて温度が上がり目が覚めたのかな?

このままだと車に轢かれてしまうので即、捕獲。
花壇に連れてきた。木陰だから春まで温度が上がることはないだろう。湿り気を保つように水やりすべきか。幸運を。春の再会を待つ。

オオカマキリの早すぎる孵化
下画像は全部オオカマキリの卵嚢。敷地内に8つ見つけた。そのうちの6つはウッドデッキの屋根下だ。

卵嚢の一つはサッシの溝にある。この窓は孵化するまで開閉禁止だ。

コカマキリは傘に卵を産んだ。秋に濡れた傘をポーチに立てかけておいたらこうなった。
孵化すると大変なので屋内に持ち込めないし、傘の開閉を繰り返すと剥がれ落ちそうだ。
よって、この傘は、親カマキリが産み付けた場所に置かれたまま春先まで使用禁止になっている。

1月中旬、猫小屋の卵が孵化していることに気がついた。屋根が近いため晴天の日には温度が高くなる場所だ。どうやら最初の脱皮に失敗したらしい。乾燥が原因か。それに冬に産まれても獲物がいない。残っている卵も、春先に一足早く活動を始める蟻たちに見つかりそうな気がする。

庭にはハラビロカマキリとチョウセンカマキリも出没する。少なくとも秋に撮影した下画像のハラビロカマキリの卵は、我が家のどこかにくっついているはずだ。この撮影の後、外壁を登る彼女を見送ったのだ。

今年も、賑やかな庭になりそうである。