2018年の菊芋(キクイモ)栽培
知人が菊芋栽培をするというのでなんとなく気になっていたところホームセンターで苗を見かけて購入。
植える前にネットで菊芋の花の画像を見つけ、去年(2017年)庭にニョキニョキ出てきて晩秋にひまわりに似た花を咲かせた、のっぽ植物に似ていることに気づいた。芋の形も掘りまくって処分したその植物の球根に似ている。
4月に植え付け
庭にまだ残っているに違いない菊芋に似た植物と混ざらないように、買ってきた苗はあぜ波シートで囲って栽培することにした。
無肥料だったのだが、ぐんぐん伸びて最終的には2.5メートルほどの高さに成長。幾度かの台風に倒れてしまった。さほど広くない庭にはサイズ違いの植物だもしれない。上の10月の画像で草刈り鎌の柄ほどの太い幹が見て取れる。
9月に花満開
倒れたところから上向きに伸び上がり、他の植物を下敷きにして花開いた。去年の菊芋そっくりさん(菊芋だったかもしれないが)はハダニの被害がひどかったが、今年は大丈夫のようだ。
11月収穫
11月に入り、葉が枯れ始めた。少し早いかもしれないが、この巨体で太陽光を遮られている他の植物のために収穫することにした。
あぜ波シートの外側からスコップをざっくり。地表に近いところから芋が付いている。期待が膨らむ。
スコップをテコのように使うと、根と芋がひとかたまりに出てきた。思った以上のイモの量。
あぜ波シートは20センチの高さ。もちろんもっと深くまで根がはり、シートの外側にも芋があった。
取り残さないように深く、広めに掘り出した。
一株から収穫したキクイモが下の画像。掘ってるうちに出てきた里芋(芽が出た里芋を土に埋めてただけ)も収穫。
少し土の中に戻してみた
とても一度に食べきれる量ではないため、半分ほど土の中で保存できないものかと、あぜ波シートの中に入れて土をかけて埋めてみた。掘り出した菊芋は日持ちしないらしいのだ。
菊芋。生よし、煮てよし、揚げてよし
さっそく菊芋を食す。初日は生で、二日目は揚げてみた。
●菊芋と玉ねぎのサラダ
スライスして水に10分程度さらして絞った玉ねぎと
たわしで土を落として皮付きのまま千切りにした菊芋を
めんつゆとたっぷりのすりごまであえるだけのさっぱりした一品
生菊芋のシャキシャキ感を楽しむ。
●揚げ菊芋とピーマンの甘辛煮
皮付きのまま一口大に切った菊芋に薄くカタクリ粉をまぶし、低温からゆっくり揚げ、取り出して油を切る。
ピーマンはタネを取って1センチくらいの短冊切り
油を空けた後のフライパンにピーマンを入れて軽く炒め、ピーマンに火が通る前に菊芋を戻し、醤油・砂糖・みりんで適当に味付け。汁気がなくなる程度に絡めるように炒めたら出来上がり。
揚げた菊芋は柔らかいのでシャキ感を残したピーマンがアクセントになる。