切り欠き板2枚を鴨居と敷居に差し込んだ手抜き猫穴
廊下と部屋と仕切る戸襖は、猫たちのためにほぼ常時15センチほど開きっぱなしだ。そのせいで暖房効率があまりにも悪いので、猫穴を作ることにした。戸襖に穴を開けるのは大変だから、鴨居と敷居に板を差し込むだけの簡易猫穴となった。
使うのは19ミリ厚の桧板。我が家の敷居・鴨居の溝にジャストフィットの厚みである。買い置きしていた幅140ミリ、長さ2000ミリの板を引っ張り出して作業開始である。
溝から外れず、なおかつ簡単に差し込み、取り外しができる長さにまずカット。その後、それぞれの板の片方を100ミリ幅・300ミリの長さに切り欠いた。
作業していて気づいたのだが、どうやら同じ木から切り出された材木だったらしい。木の節の位置が綺麗に揃っている。面白いアクセントになりそうだ。
ちなみに、上の写真の左に写っているドアの下部、化粧合板がベリっと剥がれている。これは三毛猫みかんの仕業だ。この後とりあえず浮いた部分を木工用ボンドで貼り付けて応急処置である。猫たちは本当に色々やらかしてくれるのだ。
抜け穴用に切り欠いた小口は、猫にバリが刺さらないようノコヤスリで角を落とした。
切り欠き板二枚を鴨居と敷居に差しこむ
あとはこの二枚の板を差し込むだけだ。
二枚を合わせて差し込んだのが下の画像。ドアが開けられる範囲は狭くなったが、人間が出入りするには十分なのだ。
戸襖の開閉の弾みで板が外れるようなら、鴨居と板の間に楔を差し込もうと考えている。また戸襖と板の間に防音戸あたりテープを貼ることになるかもしれない。
横200ミリ、縦300ミリの猫穴としたのは足の悪いエドが身をかがめずに通り抜けるためである。穴に扉をつけていないので冷風が今でも部屋に吹き込むが、以前よりは随分マシである。
また、みかんとB群猫たちの鉢合わせ防止策として見通し確保の意味でも扉は不要と考えた。みかんのパーソナルスペースは未だに不可侵領域なのである。