2019年のアナベル生育記録
間違って西日のガンガン当たる乾燥がちの場所に植えてしまったアナベル。去年の夏は葉焼けをおこし、そのダメージを心配していたが、元気に芽吹き見頃を迎えた。
けれども今日の雨ですっかり首をうなだれてしまったアナベルの、この春からの生育を振り返ってみたい。
雨にうなだれるアナベル
とても細い茎の上に大きな花を咲かせるアナベルは、雨が降るとバッサリと倒れてしまうことがある。いくつかの花には細い支柱を添えていたのだが、耐えきれずに首を垂れてしまった。
このアジサイの今年の芽吹きからの記録だ。
3月下旬:アナベルの新芽
アナベルは春に新芽がつくアジサイだ。花や葉が枯れ落ちるまでを楽しんで、ゆっくり冬に剪定できる。今年の春の芽吹きは3月下旬。
この庭には2つの株がある。
下の写真、右は2年目の株、少し高めに20センチ程度に剪定、左は去年植えたもので10センチ程度に剪定した。
施肥はなし、腐葉土でマルチを少し。
少し葉の色が薄いのではと、気になっていた頃。
5月:アナベルに蕾が見えてきた
オルレアやジギタリスに囲まれながら順調に生育。葉の色も深い緑に。やっと蕾めいたものが見えてきた。
アナベルの薄く軽い質感の葉は、他のアジサイのものと風合いが違う。そのせいで花が大きくなってきて、初めてアジサイと認識してもらえることも。
開く前のアナベルは、花を支える骨格がはっきり見える。
なんだか珊瑚みたいだ。
花の大きさと色のバリエーション
アナベルの花の白への色づきは一斉ではない。
この頃は色味も大きさも変化に富んでいる。
↓まだまだ固い印象の開き始め。
やがて小さな花が隙間なくみっしり開き、それがすべて純白に変わる。
曇り日のアナベル:花と葉のコントラスト
下の画像は、雨粒が落ちそうな曇り空の下のアナベル。
濃い緑の葉と白い花の明暗が際立つ。
アナベルを空に見上げる
下から見ると、花を支える骨格が血管のようにしなやかに伸びて、なんだか脳幹と大脳に見えてきた。
白い花の落とす影の彩りも、なかなかに良いのである。