2019年のアナベル生育記録

間違って西日のガンガン当たる乾燥がちの場所に植えてしまったアナベル。去年の夏は葉焼けをおこし、そのダメージを心配していたが、元気に芽吹き見頃を迎えた。
けれども今日の雨ですっかり首をうなだれてしまったアナベルの、この春からの生育を振り返ってみたい。

雨にうなだれるアナベル

とても細い茎の上に大きな花を咲かせるアナベルは、雨が降るとバッサリと倒れてしまうことがある。いくつかの花には細い支柱を添えていたのだが、耐えきれずに首を垂れてしまった。

雨でうなだれた紫陽花アナベル(annabelle)の花
首が折れそう・・・:20190614撮影

このアジサイの今年の芽吹きからの記録だ。

3月下旬:アナベルの新芽

アナベルは春に新芽がつくアジサイだ。花や葉が枯れ落ちるまでを楽しんで、ゆっくり冬に剪定できる。今年の春の芽吹きは3月下旬。

紫陽花アナベル(annabelle)の芽吹き
冬に20センチ程度の長さに剪定、3月下旬に芽吹き:20190326撮影

この庭には2つの株がある。
下の写真、右は2年目の株、少し高めに20センチ程度に剪定、左は去年植えたもので10センチ程度に剪定した。
施肥はなし、腐葉土でマルチを少し。
少し葉の色が薄いのではと、気になっていた頃。

4月の紫陽花アナベル(annabelle)、雑草の中で新しい葉を展開中
雑草の間で新葉を展開中:20190422撮影

5月:アナベルに蕾が見えてきた

オルレアやジギタリスに囲まれながら順調に生育。葉の色も深い緑に。やっと蕾めいたものが見えてきた。

蕾のつき始めた紫陽花アナベル(annabelle)
小さな花が見え始める:20190514撮影

アナベルの薄く軽い質感の葉は、他のアジサイのものと風合いが違う。そのせいで花が大きくなってきて、初めてアジサイと認識してもらえることも。

紫陽花アナベル(annabelle)の緑の蕾
緑の蕾が大きくなり紫陽花っぽくなってくる:20190528撮影

開く前のアナベルは、花を支える骨格がはっきり見える。
なんだか珊瑚みたいだ。

緑の蕾の紫陽花アナベル(annabelle)
珊瑚のようだ:20190528撮影

花の大きさと色のバリエーション

アナベルの花の白への色づきは一斉ではない。
この頃は色味も大きさも変化に富んでいる。

紫陽花アナベル(annabelle)の大小の花
色と大きさのバリエーションを楽しむ:20190608撮影

↓まだまだ固い印象の開き始め。

開き始めた紫陽花アナベル(annabelle)の緑の花
咲き始めは緑:20190613撮影

やがて小さな花が隙間なくみっしり開き、それがすべて純白に変わる。

紫陽花アナベル(annabelle)の白い花

曇り日のアナベル:花と葉のコントラスト

下の画像は、雨粒が落ちそうな曇り空の下のアナベル。
濃い緑の葉と白い花の明暗が際立つ。

紫陽花アナベル(annabelle)の白い花
暗い葉色と白い花のコントラスト:20190614撮影

アナベルを空に見上げる

下から見ると、花を支える骨格が血管のようにしなやかに伸びて、なんだか脳幹と大脳に見えてきた。

紫陽花アナベル(annabelle)と青空
花弁の間から空が見える:20190611撮影

白い花の落とす影の彩りも、なかなかに良いのである。