これは野良猫が慣れていく過程の記録です。

母猫のいぬ間に子猫のなつき度チェック

母猫退院にともない野良猫親子の家猫修行を本格的に始めることになる。
母のいない間に、3匹の子猫たちの懐柔作戦決行
ご飯を食べに寄って来たキジその2とソックスを触りまくる。ちょっと嫌がるそぶりもあるがヨシヨシ。
黒ちゃんは警戒マックス、遠くのお皿で食べさせる。

次にケージの外に出して、家猫度レベルをチェック
猫じゃらしフリフリにソックスはすぐに夢中になる。逃げようとする気配もない。ヨシヨシ。
キジその2と黒ちゃんは窓際にへばりついて脱出口を探っている様子。フムフム

ケージに戻すために捕まえる。
ソックス嫌がることもなくあっさり抱き上げられたヨシヨシ
キジその2は隠れていたつもりのカーテンをつまみ上げられシャーと威嚇。フムフム
黒ちゃんゲージの外側を這い上っていた無防備なところを猫掴み。胸元に当ててコワクナイヨと背中をナデナデ。

なつき度判定結果

ソックス・・・40%
キジその2・・・20%
黒ちゃん・・・10%

母子を引き離すため、子猫用にケージ購入

母猫が帰って来て一緒になると黒ちゃんのなつき度の向上はないかもしれん。また母猫も子供を守ろうと神経質になる。
いっそ、母子を隔離してはと思いつく。さすればケージをもう一つ調達せねばならぬ。
すでに午後2時半。母猫のお迎えは7時まで。病院までは1時間はかかる。急ぎホームセンターでスリム3段ケージを購入。組み立て終わったのが5時前。日曜日の渋滞も考え、子猫を移しかえる間も無く迎えの車を走らせる。子猫用トイレと爪とぎ、母猫の新しいベッドを途中で購入して病院へ。

病院から母猫のお迎え

ウイルスチェックは陰性。血液検査は異常なし。回虫と条虫がいたとのこと。
威嚇が酷く、ご飯をだせないので食べていない?フムフム。チュールをちょびっと食べた?(好物だからな)
折りたたみケージにで運ばれて来た母猫の不機嫌な顔が、かぶせられたバスタオルの下からのぞく。
ケージを持とうと手をかざすだけで攻撃するので運ぶ時に気をつけてくださいとのこと。手術中の意識がない時しか恐ろしくてさわれなかったそうで、「慣れるといいですね。」と本気で心配された。運転中、おしっこ臭が漂う、ご飯もトイレも我慢してたんだな。

母猫帰宅、母子隔離を試みる

家に帰り、母猫を家に入れる前に、急いで子猫を引っ越しさせ、母猫をケージに移そうとするも出てこない。
仕方ないので折りたたみケージごと中にいれてドアを閉める。
なかなか出てこない。離れたところにご飯をおくとソロソロ出て来て食べ始めた。腹減ってたんだ。うんうん。
それから長いこと毛づくろい。その前足に蠢く瀕死のノミ2匹。レボリューションの効力だ。

ケージの中で毛づくろいをする避妊手術後の母猫
汚れた毛皮をなめなめ:20180701撮影

毛皮がさっぱりしたところで子猫がいないことに気づいたらしく鳴き始めた。
つられて別室のケージにいれた子猫が声を上げる。
しばらく根比べ、泣き止む気配なし。
術後の体に差し障るのも心配なので、なつき度が一番高いソックスだけもどすことにする。
さすがはソックス、ケージを開けた途端臆することなく飛び出て来たのでキャッチ、抱っこして母猫のところに。
母猫の声が止んだ。残された2匹の子猫は泣き続けているが耳に蓋をして寝ることにする。

ケージの中から目を丸くしてカメラを見る子猫
ソックスはママの鎮静剤:20180702撮影

一晩にて隔離断念、子猫全てを母猫に返す

昨日ぐっすり寝た母親が朝ごはんコールを始めた途端、2匹の子猫ケージから「ママ〜」の輪唱が切なく始まった。
それを聞きつつ、鳴き声の遮断ができず完全隔離ができなければ、母子を引き離したとして家猫化に吉となるのだろうかと自問を開始。少し人馴れが遅れても家族で安心して遊べる時間が幼猫時代にあった方が安定した性格に育つのではないか?とか、少なくともここなら安全と信じて我が家に引っ越してきた母猫の信頼?には信頼で応えるべきではないか。とか色々・・・。
それにケージが増えると手間が倍増することに今更ながら気づき(遅い!)1日にして隔離を断念。親子を一つケージに戻すことにした。

避妊手術2日後の猫
術後は良好:20180702撮影

そして新しいケージが不要物に。とりあえずの活用法は1段減らして2段にして家猫みかんの外覗き見ジャングルジムだ。

ケージから覗く三毛猫(みかん)

余ったパネルは後々、脱走防止用のフェンスに利用するつもりだ。